■高知酵母■

高知県工業技術センターで行われている、

高知県独自の酵母の研究と開発によって

これまでに5種類の「高知酵母」が誕生しました。

これらは県内の酒造メーカーに広く用いられ、

地酒としての個性づくりや吟醸酒など

高級酒の拡大に貢献しています。

A-14株
平成4年開発
醪での発酵力やアルコール耐性が強く、酢酸イソアミルが多い、アミノ酸が少ない、酸は通常、味は軽く、甘い香りが特徴。
CEL-19株
平成5年開発
カプロン酸エチルが多く、酢酸イソアミルはやや少ない、酸はリンゴ酸が多く爽やかな酸味。
CEL-24株
平成5年開発
カプロン酸エチルやリンゴ酸がCEL-19の更に2倍、発酵力が弱いため、日本酒度-15程度で仕上る。甘酸っぱく非常に香りの高い低アルコール酒(アルコール13%程度)ができます。
AC-17株
平成7年開発
発酵力が強く、酸は普通かやや高め、カプロン酸エチルはCEL-19の半分で、酢酸イソアミルが多め、酸味の効いたバランスいい香りが特徴です。
KW-77株
平成3年開発
清酒酵母とワイン酵母を掛け合わせた酵母で、ワイン酵母の非常に特徴ある香味と清酒酵母の強い発酵力を兼ね備えた酵母です。
注:    
酢酸イソアミル
甘いバナナ様の香り、やさしいお酒になります。
カプロン酸エチル
酸味の効いたデリシャスリンゴ様の香り、力強いお酒になります。