■高知の清流
「四万十川」「仁淀川」「物部川」「吉野川」などの一級河川が流れ、水質の良いことで知られる高知の清流には、風土記の中で「神河と呼ばれ水が清らかなので大神に捧げる酒を造るためにここの水を用いた」という記述があります。

■海洋深層水
高知県室戸岬沖、水深370mから取水される深層水は、豊富なミネラル、清浄な海水、年間を通じての低温性などの特性を持つ極めて有用な資源です。高知県工業技術センターでは深層水の製品開発を行い、特に深層水を仕込み水に使用した清酒醸造に大きな成果をあげています。例えば、清酒の雑味成分であるアミノ酸は、深層水添加量が多くなるほど低くなります。現在、県下8つの酒造場において深層水を使った清酒が商品化され、「すっきりと飲みやすい香りのよい酒」として高い評価を受けています。